インフラファンド 銘柄【タカラレーベン・インフラ投資法人 9281】調査と比較!利回り平均6.4%!

【銘柄紹介】・・3月ぐらいからやるっ!ていってやってませんでしたよね。

(覚えてたんかい)

スミマセン。。。

まあ仕方ないですよ!切り替えてわかりやすく教えてください!

(。。。( ˘•ω•˘ ))

では主な指標やインフラファンド特有の情報を織り交ぜながら紹介します!

今回は銘柄初紹介ですので、各情報の説明も紹介していきます!

タカラレーベン・インフラ投資法人の概要

大まかな概要を一覧にしています。

投資法人名タカラレーベン・インフラ投資法人
証券コード9281
所在地東京都千代田区
決算期5月、11月
上場日2016/06/02
投資主 Best3株式会社タカラレーベン  9.56%
UBS AG 4.17%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 1.75%

注目点!

  • インフラファンド市場に最も早く上場した銘柄
  • 最大投資主は親会社でもあるタカラレーベン株式会社
  • 決算期は5月、11月の年2回決算。

親会社は来年、設立50年を迎える東証1部のタカラレーベン株式会社です。

主に首都圏を中心に不動産業を営んでいます。

分配金と利回り推移+利益超過分配金

1期目は未配当でしたが2期目から配当があります。グラフ・表を作成しました。利回りは年間ベースで計算しています。

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2期3期4期5期6期7期8期9期10期11期平均
分配金3,1213,0213,5863,9763,8713,8263,3973,8703,5123,5403,572
利回り5.836.247.056.837.156.635.666.736.315.596.40

・上場後前後はあるものの、2016年上場後から平均利回り6.4%と高い利回りを維持しています。

・2020年11期の分配金の中での利益超過分配金は143円、分配金に占める割合は4.07%でした。

そうです!

この割合が多いほど減価償却費分を分配に回しているということです。

これを再度設備投資に回すか内部留保金に回すかなどは、

ファンドの特性によります。

タカラレーベン・インフラファンドにおいては、

この割合がとても低いのも特徴です。

投資口(株)価格推移

上場来からの投資口価格の月足チャートとなります。

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・16年7月上場直後¥139,500まで上がったのが最高値となっています。

 その後徐々に下落。およそ1年後34%ほど下落し上場来安値¥92,800を記録。

 その後はコロナショックなどありながらも徐々に上げていき、現在¥123,000ほどとなっています。

格付け

「A」

格付け会社:株式会社日本格付研究所(JCR)

20年6月に「A-」から「A」に格上げがされています。

財務・決算情報(営業利益・LTVなど)

営業利益など

上場来からの営業利益・経営利益などをグラフ・表にしました。

第2期第3期第4期第5期第6期第7期第8期第9期第10期
営業利益183168422473555557495822720
経常利益161149369415488484426695653
総資産9041891523071245382933428849289034410443324

上場後上げ下げを繰り返しながらも徐々に増加しています。

 第11期(2021年5月決算)ではコロナ禍の影響が大きく反映されると予想しています。

LTV(Loan To Value:有利子負債比率)と借入金+固定金利利率

ちょっとマッテ!

「LTV」ってなんですか?

すごいかみ砕くと、総資産に対する、借金の割合を表しています。

※「LTV=借入金/総資産」

なるほどですね!

「LTV」が高いほど借金をいっぱいしているってことですね!

そうです!ただLTVが高いのがすべて悪いとは言えません。

LTVが少ないとそもそもの運用額が少なくなり設備投資がされず、利益の増加が見こまれない⇒分配金が増加しない・維持できないなどの問題。

LTVが高い金利が上がった際に、返済額が大きくなります。また、いざという不測の事態でお金が必要の際に、借入余力がないということも考えられます。

現状、インフラファンドでは成長する上で設備拡大が占める割合は大きいです。

LTVが高すぎるのはよくないですが、

低すぎず一定に保てているかがが肝要かと思います。

・インフラファンドでは借入金と投資額の両方を運営に回しており、

 借入利率より、高い利益率で運営を続け成長している。

・LTVが高いと金利上昇時に返済額の割合が増えてしまう。

 ⇒借入は変動金利より固定金利の方が先読みが可能!

上記を踏まえLTVと固定金利比率を記載します。

参考にタカラレーベン・インフラファンドのIR資料を引用します。

LTV=「54.8%」※2020年12月時点

固定金利比率=「50.3%」※2020年12月時点

タカラレーベン・インフラ投資法人 IRライブラリー

注目点!

・タカラレーベン・インフラファンドの「LTV」はインフラファンド全体でほぼ平均値です。

・「固定金利比率」についてはインフラファンドでは、完全固定金利のファンドがある中で、

 およそ割合は50%となっています。またその割合を増やす方針をとっています。

太陽光設備のポートフォリオ

「ポートフォリオ」・・・ってなんでしたっけ?

<br>

ここで説明する「ポートフォリオ」」はファンドの保有している、

太陽光設備の資産規模・パネル出力・設備運用地域を表します。

どれもインフラファンド特有の数値となっていますが、

ファンド自体の特性やポジションを相対的に把握することができます!

タカラレーベン・インフラファンドの地域毎の設備の割合をグラフ・表にしました。

また保有資産総額と総パネル出力を調査しました。

クリックすると拡大できます。

※補足 46都府県を仮に下記に振り分けグラフ化しています。

東北⇒青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島

関東⇒東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬

北陸⇒新潟、富山、石川、福井

中部⇒(山梨、長野、岐阜、愛知、静岡、三重)

関西⇒大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山

中国四国⇒(鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知)

九州沖縄⇒(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)

北海道東北関東北陸中部関西中国・四国九州・沖縄
0%14.7%64.7%0%2.3%5.6%9.7%3%

保有資産総額=「514.7億円」※2020年12月時点

総パネル出力=「131.0MW」※2020年12月時点

注目点!

・およそ2/3の割合で関東に設備を保有しています。

 ほかのインフラファンドでは北海道や九州に多く保有していることが多いですが、

 タカラレーベン・インフラファンドではその割合は非常に低いのが特徴です。

保有資産総額および総パネル出力はともに、

 全インフラファンド7銘柄中、3番目の規模となっています。(21年6月時点)

特徴とまとめ

主観も入っていますがタカラレーベン・インフラファンドの特徴と傾向をまとめました。

2016年6月上場と最も上場日が早いインフラファンド

 ⇒FIT(再エネ固定買取)と減税措置は20年という期間付きですが、

  その期間が最も早く終了してしまうファンドとなります。

  優遇措置が無くなった際の対応を最も早く実施することを迫られることになります。

 ⇒およそ5年経過した中でも安定した利回りと営業利益があり、

  分配金・営業利益・資産総額が上昇を続けているという実績があります。

最大投資主は親会社でもある㈱タカラレーベン

⇒連結売上1,700億にもなる東証1部の大企業です。資金力もさることながら、

 不動産関連の開発・管理・施工のノウハウがそのまま活かされる強味があります。

 また元々太陽光事業にも関わっている実績もあります・

分配金に占める利益超過分配金の割合が非常に低い。

 全インフラファンド7銘柄中、最も低い値となっています。

 ⇒分配を抑制しているとも言えますが、

  将来的な設備投資やリスク管理をして留保しているとも考えられます。

  方針が変更された際にはその割合が増え、

  結果的に分配金が増加する可能性もあると考えられます。

格付け「A」は全インフラファンド7銘柄中最上位タイ。

 ⇒インフラファンド銘柄の中には「A-」どころか、

 そもそも格付けを取得していないファンドもあります。

LTVはここ数年54%前後を保つ。

 ⇒設備投資の新規借り入れをしている中で安定して管理されていると考えられます。

  (方針として60%超えないなど明確にされています。)

借入の変動金利の割合は50%となっています。

 ⇒金利上昇局面になった際に、不利益を被る可能性があります。

太陽光設備の多くは関東に集約されている。

 ⇒関東周辺に災害が集中した際には影響が大きい。

 ⇒九州では近年電力の買取を拒否できる出力制御を頻繁に行っています。

  ですが九州にはほとんど配置されていないためそのリスクは軽微といえます。

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タカラレーベン・インフラ投資法人をまとめました!

最も歴史があるファンドですが堅実で安定的な側面が強いと感じました。

草分け的なポジションなんですね!

数年利回りも安定しているし、わたしの触手がのびそうです!

<br>

(・・なんかこわいな)

ただ卒FITなどの対応にいち早く迫られるタイミングがくるはずです。

今後要注視していきたいですね!

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